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scramblegarage’s blog

札幌で活動するストリートパフォーマーによるストリートパフォーマーのための「練習・発信・交流」の拠点を作るプロジェクト。

二刀流パフォーマーわたぱちのストリートスタイルとは──スクランブルガレージ運営メンバーインタビュー企画

スクランブルガレージ運営メンバーの顔が見えるようにということで始まったインタビュー企画。

今回のメンバーはスクランブルガレージ運営のエンターテインメントブレイクダンサーわたぱち。頭に「エンターテインメント」をつけている通り、人を笑顔にする自由なブレイクダンスをする彼は最近フリースタイルバスケも取り入れパフォーマンスの幅を広げている。MCなどもマルチにこなす彼に、ストリートにまつわる様々な質問をぶつけてみた。

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───まずは、ブレイクダンスというジャンルの紹介をわたぱちからお願いします。

 

W:一般的には頭で逆立ちをしてそのまま床でぐるぐる回るというハードなダンスのイメージがあると思います。だけど、回ることだけがブレイクダンスではないよと僕はレッスンで教えています。例えばフットワークや立ち踊りといったものも存在していて、レッスンではそこから教えていきます。慣れてくれば、それがダイエットや体力向上にもなります。それに体一つでどこでもできるし、いろんな魅力があるのでまずは始めてみてほしいです!頭で回れなくてもブレイクダンスはできますよ、僕も頭で回れませんから(笑)

 

 

───わたぱちがブレイクダンスを始めたきっかけって何ですか?

 

W:専門学校入学(当時19歳)の自己紹介の時に、クラスメイトが「ブレイクダンスできます」と言って実際に回って見せてくれたのがきっかけです。当時はテレビで岡村隆史が踊っているのしかブレイクダンスを見たことがなくて、クラスメイトが回ったのが生で初めて見た瞬間です。その日のうちに教えてくれと頼みました。なので今年で10年目に突入します!ダンスは基本的に小さいうちからやっていた方が有利な面が多いですから、僕は遅咲きです。それからはずっと練習漬けで、学校にスタジオがあったから放課後もひたすら練習していました。もともとダンスなんてしていなかったのでゼロから始めました。道具を使わず身体能力だけでやることが得意です。ストリートの面々と一緒にいながらにしてフリースタイルバスケを避けてきたのが、道具を使ってやるのが不得意だからです。

 

───ちなみにその避けてきたフリースタイルバスケを始めたきっかけは何ですか?

 

W:1DCMAXインタビュー参照)にブレイクダンスのショーケースで出演した時に、勝っても負けても「すごい!」と歓声が上がるピースな空間がとても良いなと思い、「この中に入って僕もワイワイしたい」と思ったのがきっかけです。

 

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───1DCの雰囲気が影響したんですね!話を戻して、ブレイクダンスをゼロから始めたら苦労も多かったと思いますが、その苦労話を教えてください。

 

W:ブレイクダンスは名の通り(break)、怪我が多いんです。それとブレイクはダンスの要素もあるんですけど、技がメインで、技ができない以上それを反復練習するしかないというのがあるんです。最初はウインドミル(回転技)や逆立ちの練習をずっとやっていてまるで筋トレみたいでしたね。やっている時は面白いですけど飽きることもあるので(笑)ひたすら反復練習は大変だと思います。ダンスは音に合わせて楽しく踊る要素の方が大きいですが、ブレイクはスゴ技が入り口で、リズムをとるという方から入る人は少ないんです。

 

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───ブレイクもフリースタイルバスケも練習するわたぱちの普段の顔を教えてください!

 

W:普段は柔道整復師として働いてますよ!趣味は、マンガを読むことと~、珈琲屋さんめぐりと~、アニメ鑑賞と~、あと~奥さんとのデートです!!(いい笑顔)

休むときはきちんと休みますからね。

 

 

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───柔道整復師らしい体を思う言葉ですね!では、わたぱちにとってのブレイクダンスの魅力を教えてください。

 

W:道具が何もいらなくて体一つで出来ることですね。これはダンス全般に言えますけど、気持ちさえあればどこでもできるというところがあります。あと、技ができた時の喜びは大きいです!ブレイクダンスは大技が多いので、できた時の喜びはもう計り知れませんよ!本当に涙がでます。やりがいですね。どんなに運動神経がよくても最初は絶対に回れないです。その絶対にできなかったものが成功した時の壁を超えたらハマります。

 

 

───なるほど!わたぱちもいつもストリートで練習していますが、わたぱちから見た札幌のストリートの魅力を教えてください。

 

W:和気あいあいとした雰囲気が好きですね。人によっては「和気あいあいとしていて緊張感がないから強くならないんだ」という人もいますが、僕はこの歳だからかもしれませんが続けることが大事だと思っているんです。上手くても辞めるとそこで終わりだし、下手くそでも続けていればそれ以上下手になることはないし、やっていればやるほどつながりも生まれてきます。楽しく続けられる環境に身を置いて「続けたい」と思えるのが札幌の魅力ですね。他の県だとないらしいので。

 

 

───では、札幌のストリートから生まれたスクランブルガレージについて何か思い入れはありますか?

 

W:最初は運営メンバーだけで頑張っていましたが、最近は若手の仲間に依頼を出したりできるようになってきて、「ガレージの依頼」として認識されるくらい名前が少しづつ浸透し始めているなと最近思いますね。まだ身内の中でしか浸透していませんが、それでも実感として嬉しいです。協力してくれる人も増えて、これからも続けて広くしたいと思っています。大元の「拠点を作る」というところはぶれていませんが、それ以外にも視野が広がったという感じがしますね。

 

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───ガレージ出来立ての時は札幌のストリート内でも低い認知度でしたね。これからも継続が重要ですね。最後にわたぱちの今後の目標や理想像を教えてください!

 

W:「生涯現役」が目標です。そして目標にされたいです。技術の上手い、下手とかではなくて「あの歳になっても楽しくできる」と感じてほしいですね。「あのおじさんすごく練習してる」とか思われたらいいですね(笑)就職のタイミングで辞める人とか練習量が減って辞めていく人もいるので、離れて欲しくないから自分が「生涯現役」で体現していきたいです。結婚しても仕事をしていてもできます!!何かに勝ちたいというより自分に勝ちたいです。

 

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